ありここ

# 7



 よどさんとは高校の同級。好奇心丸出しで、地元の神社に
「巫女をやりたいです。」
と、一緒に押しかけた仲だ。
巫女時代の頃から、よく食べ、よく動き、よく笑う。
細身で筋肉質、エネルギーの泉のようなよどさんが今、
ニューヨークでキラキラ羽ばたいている!
私はとっても嬉しい。自慢の友人だ。

 淀村 恵 さん

名前 : 淀村 恵
年齢: 39
国籍: 日本
職業: 音楽ビジネス、ボーカリスト、
    セールス・マーケティング

Q1: 現在の生活にいたるまでの経緯は?

日本の大学時代に文化交流プログラムでアメリカのノースカロライナとバージニアに
半年間ずつホーム・ステイしていたんですが、 いつかまた今度は留学生としてアメリカに戻る日が来ると感じていました。
社会人5年目でそのタイミングがやって来た!というのを感じたんです。専攻を迷った挙句、音楽が大好きだったので音楽ビジネスを選びニューヨーク州オネオンタに留学。
このオネオンタというところがとても田舎(山に囲まれてリスや鹿がいっぱい)で勉強しかすることがなくて、そのおかげでいい成績を残せたんですよ。 それでもう少し勉強してみたいという興味と自信が出てきて、その後音楽ビジネスの本場ニューヨーク・シティで更に勉強を続け音楽ビジネスの修士号を取得しました。

卒業と同時にNY発祥のワールドミュージックレーベル、Putumayo World Musicで働き始めて7年を過ごしました。
 Putumayo時代初期はアジアの担当で10カ国を旅する日々。プロモーション用のCDを詰め込んだスーツケースを持って一人で飛びまわりました。
どの国も思い出に残っていますがインドのマーケットをオープンした時の経験は特に印象的でしたよ。
ごみ溜で動物と一緒にごみをあさっている人からタージホテルで優雅に社交する人まで、あるがままを受け入れて生きているというか、生命力のある国だなと感じました。
仕事的には現地のディストリビューターさんがとても頑張ってくれて、おかげさまで豊かな音楽に溢れるインドマーケットのワールドミュージックの部門で2位にまで達することができました。
素晴らしい人々との出会いがたくさんありました。それがもとでここNYで友人の山本章弘さんとMeg & Akiというユニットを組んで歌を歌ったり、ビジネス展開したり、
現在は前職の経験と持ち前のコミュニケーション能力(?)を生かしてセールス・マーケティングをしています。

Q2: 日々の暮らしについて

ダウンタウン・マンハッタン、世界貿易センター跡地の近くでフィアンセのジョセフと犬のハービーと一緒に暮らしています。
昨年婚約して今年結婚の予定で、今後のことをいろいろと話し合って一緒に人生の地図を描いているところ。

ニューヨークでは珍しくない「二足のわらじ」ならず「数足のわらじ」を履いて仕事、ビジネス、社交・・・と忙しく楽しく暮らしています。



朝は比較的ゆっくりで、一度アパートを出たら
夜10時くらいまで出っ放しが殆どですね。

ニューヨークは何かを成し遂げたいという思いとガッツがある人には厳しくも寛容な街で、 そんな街のエネルギーが今の自分にはあっていると思います。



Q3: 将来のプロジェクトは?

現在進めているビジネスプロジェクトをベースに将来はジャズクラブの経営を目指しています。
もともと音楽ビジネスを専攻するきっかけになったのが、才能のあるミュージシャンをサポートしたいという思いでした。
来てくれる方々が、お客さんでもミュージシャンでもスタッフでも楽しめる場にしたいですね。実現した暁には皆さん来て下さいね!

Q4: 好きな本、映画、音楽。

私の人生に大きな影響を与えた本といえばパウロ・コエーリョのアルケミストです。
初めて読んだ時、「私が考えているようなことが物語として凝縮されているなんて!」ってビックリしました。 それからも時々引っ張りだしてきて読んでいますね。

どうも映画を見ると精神的に影響を受けてしまうので、
あとでポジティブな印象が残るものか超娯楽系に傾きますね。
あんまり数を見るほうではないんですが、
印象に残っているのは『ビッグ・フィッシュ』、『セントラルステーション』、『ショーシャンクの空に』とか。
『Mr.インクレディブル』とかピクサーのアニメも好きです。
音楽は最近はジャズが殆どですね。
特に好きなのはBill Evans、Carol Sloane、Diana Krall、Holly Cole、Tony Bennettとか。
ジャズ意外だとカーペンターズやTLC 、時代に限らずいいなと思います。
Mariah Careyの『Make It Happen』とWhitney Houstonの『I’m Every Woman』の2曲はパワーが沸いてくる大好きな曲です!

2012 / 2 / 25 掲載

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